先週、裏山に登りました。
木工教室がコロナ休みに入って半月経過したぐらい、無性に山に登りたくなり、…。
結局、梅雨に入るギリギリ手前で登りました。
登ると言っても、標高266mの矢筈山(やはずやま)、車で5分ほど行って、登って降りて1時間半くらい。
行ってびっくり、戦争遺跡でした。
自宅の近くにこんなのがあるなんて、といいますか、ここに住んで十数年、近所のことをあまり知らない。
どうも、敵の戦艦を攻撃するための施設らしい。
築造は明治20年、1887年頃で、今から133年前。
戦争は、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦と続きますが、それよりも前。
むしろ、文明開化に近い。
兵舎や地下壕、弾薬庫などがあったらしい。
北九州はこんな戦争遺跡が結構あります。
数年前、ある理由で、近所の海岸線を、岩場のフナムシをかき分け、亀の手をかき分け、ずーっと歩いていたのですが、
突然、コンクリートの人工物と、岩をえぐった小洞窟が出てきました。規模は小さいですが、周りの自然のなかでとても違和感がありました。
ネットで調べて、やっと出てきました。特攻艇のための設備らしい。
隊員自ら、敵に戦艦に体当たりして攻撃するという狂気のための設備。
実際に使われることはなかったと書いてありました。
コンクリートでなく、石垣というのが古さを物語っています。自然素材は朽ちても美しい。どことなくやすらぎ感があります。
天然木の家具と同じようです。
この要塞は、今はキャンプ場となっています。といいますか、約50年前からキャンプ場のようです。
地下設備のための通気口。
このような遺跡が、サッカーコート1面くらいの広さに、ポツリ、ポツリと出てきます。
結構な大きさの要塞です。
手前が門司駅周辺で、ずっと奥が小倉北区。平和~♪