今日は、わたしのこと5回目です。会社を辞める前のお話です。
わたしは、会社を辞めるにあたり、結構、反対され、大変でした。
当時のことが今でも頭をよぎります。
…、いや、わからん!
ある親族に呼ばれました.
辞職を引きとめようとする親族と、「何とか、ご理解を!」と懇願するワタシ。
この綱引き状態。
話は煮詰まりきって、時計は、夜12時を回ろうとしていたコロ、
藁(ワラ)をもすがる気持ちで、私は言ってしまいました。
私:「男ならわかるでしょ!」
(男なら夢を追っかけたい気持ちは理解できるでショ! 差別的発言でスイマセン)
親族:「…、いや、わからん」
私:「ゲロゲロ」とは言いませんでしたが、ポカンとしておりました。
今、思えば、
「意気込みは解ってもらえる!」と思いこんでいた私が、アホやねん。
そして、価値観は、皆それぞれで、自分の物差しは世間では通じん!
説明できるわけがない!
私は、企画が、結構、得意でした。
以前の会社で、ある企画の公募があり、数百の中から1等賞を取ったこともあります。
業界分析から、トレンド、各種数値、図解、…。そして、一次、二次審査、そして最終プレゼンまでいって…。
企画は結構上手です。
でも、…
どんな、企画書をもってしても、どんなに、やる気をみせても、
確約された将来を説明することはできません。
誰とどのような話をしても、行き着く先は、ソコ(確約された将来)でした。
で、理屈がダメなら、私の人となりで…。
なおさらダメなようで…。(^^\
どうも、信用されていないようで…。
このような時、
「そうか、君がそこまでいうなら…」、あるいは、
「そうか、君の意気込みを信じよう!」
などと、テレビのようにはいかないようで…
やはり、私が「ちゃらんぽらん」なのか、人として信頼されていないようで…。
体が勝手に…
そのときの更に続きです。
説明できないからといって、「アーッ、独立するの、やーめた」というわけにはいかない。
さらに、夜もふけたころ、わたしは、ある瞬間、言葉が無くなり思わず、
土下座した。。
無意識の土下座でした。
理屈が詰まって、体が勝手に動きました。
食っていけるわけないだろ!
実家に帰ったとき、辞職予定日の2週間前ぐらいだったか?
年老いたお袋が、「今から会社に電話する!」と言う。
辞職を取り消すというのだ。
「絶対、大丈夫だから」と笑顔で説得はするものの、…。
私は、やはり、親不孝者か…。俺は、ばかちんか?(ばかちん:馬鹿)
別の人から言われました。
「木工で、食っていけるわけないだろ!」
ごもっともデス。簡単なことではありません。
確約のない将来に、誰一人、賛同しない。
そんなこんなで、結局のところ、私はすべての反対を押し切って会社を辞めました。
私に残された道、それは成就するということだけでした。
ひたすら真正面から壁を乗り越え歩いていきます。
道は必ず開かれると信じて。
私の独立のスタートはそんな感じでした。
ゲロッ!
わたしのこと!
9回 「働き方?まあ、これでイイっか!」
8回 「好きなことでしか…」
7回 「裏山に登った!血が騒ぐ!」
6回 「イイ人?」
5回 「失敗だらけの説得」
4回 「生存率10パーセント」
3回 「道具屋さんに嫌われた…」
2回 「アホでいいか。。」
1回 「最後の砦(とりで)だった私」