辛かったやろ~?
父の亡くなった後の、これも、何かの法要の飲食のときだったか?
私は、ご年配の親戚の方から話しかけられました。
「会社、辛かったやろ~?」
私は「うん?何のこと?」
どうも私が、会社での辛さに耐えきれなくて辞めた、と思っておられるようで、…。
「は~、そんな風に思われているんだ~」と、初めてわかって、ちょっと驚いたのを思い出します。
たぶん、「生活の安泰を捨ててまで、何かの目的をもって会社を辞める」という価値観が、まったくの想像外のことかもしれませんし、「戦後の、食べていくのがやっと」の時代の方が、そう思うのは普通だったかもしれません。
そして、「会社を辞めるということ」は、「忍耐力が足りない」ことであって「脱落」を意味している場合もあるようです。
だから、「辛かったやろ~」の意味は、「うん、うん、あんた、辛かったやろ~、脱落者になったけど気にせんでええよ~」でしょうか?
私は、「辛かったやろ~」と問いかけられたそのとき、「はて、なんと答えれば?」その返答に困りました。
「確かに、会社の仕事は、とても大変でしたが、辞める理由はそんなんではなくて、…」
などとは説明しませんでした(^^)。
なんか、どう思われても良くて、肯定するでもなく、否定するでもなく、やり過ごしたように思います。
今後、転職、起業は、さらに増えていくのでしょうか?
今の自分が携わる仕事そのものに、どうしても違和感がある方、
あるいは、自分の適職がやっと判った! などという方たちが、あまり躊躇なく転身する時代へと。
そのことが、一概にイイとは言えませんが、割と普通のことになっていくかもしれません。
オヤジの時代には想像できなかったことかもしれません。
わたしのこと!
9回 「働き方?まあ、これでイイっか!」
8回 「好きなことでしか…」
7回 「裏山に登った!血が騒ぐ!」
6回 「イイ人?」
5回 「失敗だらけの説得」
4回 「生存率10パーセント」
3回 「道具屋さんに嫌われた…」
2回 「アホでいいか。。」
1回 「最後の砦(とりで)だった私」