先日、受講生のHさん、ご自宅の箸を持ってこられた。
よく見ると、以前、教室で作ったお箸のようで、…。
確か1年くらい前に制作されて、毎日使っておられ、また食洗器にも入れられているとのことなのですが、
ぜ~んぜん、傷みもなく、だいじょぶなようです。
嬉しい。
参考のために写真を撮らせて頂いた。
そしてHさん、使いやすいとのことで、同じのを、もう2セット作られました。
作るのは、Hさんの手際が良くて、2セット1時間半くらいだったでしょうか。
(スイマセン、完成後の写真、撮り忘れました)
15年も使ってる!
実は、私の自宅で使っているお箸も無塗装の木で、もう15年以上は経つのですが、毎日使っています。
まだまだ使えます。
鮮やかな着色塗装した箸は、確かに見た目がキレイですが、時とともに、箸先などの角っコの塗料が、剥げたり、割れたり、…。
案外、寿命が短い。
また、無塗装の木は、箸先がツルっとしておらず、ビミョウにザラザラで、小さな粒などつかみやすいです。
クレームが入る?
ずいぶん昔に、聞いたことがあります。
木の小物の作家さんが、ある展示会で箸を販売しましたが、その展示会の事務局の方がおっしゃっていました。
お客様から、購入した数日後、「箸が曲がっている!」とクレームが入った。
そのとき、思いました。
「あ~、箸も、ちゃ~んと適材を使わんとイカンのだな~」
(適材とは、木の乾燥度合い、木の硬さ、木目の取り方、が適切に配慮された木材のことです (^^¥
リピートの方が多い
過去、Hさん以外に、同じ箸を、リピートで作られた方がいらっしゃいます。
そして、今から別の2名の方が、同じ箸を作ろうとされています。
おひとりのTさんは、5年くらい前に作られたでしょうか。今でも普通に現役のようです。
とっても、じょうぶで使いやすいとのことで、もう少ししてから、何セットか作られます。
家具基礎コースを修了した方なら、カンナが使えますので、技術的にはだいじょうぶです。
制作時間は、始めての方が、ゆっくりしっかり確実に作っても、長くて1セット3時間。
慣れれば、1セット、1時間以内。
もうひとつの、じょうぶで長持ちで使いやすく!
もうひとつ、じょうぶで長持ちで…、があります。
下写真に、スツール(背もたれの無い椅子)がありますが、約10年前に教室用に作ったオリジナルです。
天然木で作る家具ですので、木の箸と同じく、過酷な使われ方をしても10年位へっちゃら!です。
そして、なによりも、教室中に長時間座っても疲れず、軽い!
ムカシ、このスツールに混じって、量産品のスツールがまぎれ込んでいたのですが、
そのスツールに座っていた受講生の方が、いつの間にか、空席にあったこのスツールとチェンジされていました。
同じ作品を、もう、何人もの方が作られました。
上写真は受講生の方の作品です。
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