木のフォトフレーム

ひらめき力の?フォトフレーム

木工教室ブログ:2020/7/24

今日は、先日完成した、フォトフレームのご紹介です。

自立できる!

自立するフォトフレーム

大きさは、8センチ×8センチの正方形で、小ぶり。

うわっ~、カワイイッ~♪ 

と、私が言うと、たぶんドン引き!される、でも、可愛い。


自立するフォトフレーム

横からみると、この厚みで、台においても倒れない「自立タイプ」


さて、どうする?

額縁の留め金具のトンボ

普通なら、上写真のような、ガラスと写真と裏板を押さえるための「トンボ」なるものを取り付けたいのですが、付けられない。

板の厚みが薄くネジが付けられず、また、トンボは奥まったところには入れられない。


さて、…、どうする?

結果、Tさん、下写真のようにされました。

フォトフレーム 裏

両サイドにスリットを作り、そこに板を入れて写真を押さえ込む。


フォトフレーム 留め方

フォトフレーム 留め方


押さえの板は、下写真のように斜めにして本体に入れます。

フォトフレーム 裏


イイんです

設計の時、「写真の固定の仕方、どうしよう?」とTさんとアレコレ話しておりました。

「上にスリット入れて、そこから写真を落とし込んで」
「う~ん、イマイチ」

「じゃ~こうすれば?」「 …、」

なかなか、的を得たイイ案が浮かばない。

こんな時は、「固まる」ではなく…、「煮詰まる」。


そして、私が教室をひと廻りして、戻ってきたときでしょうか、

「先生、コレだったら、どお?」


そのときの「ひらめき」が始まりで、こんな固定方法になりました。



Tさん、もともと「ひらめき力」のある方、普通なら答えだけ探そう(貰おう)とするのですが「さすが」です、今回も問題解決!

私はおおよそ、Tさんの隣で、「良いですね~♪」「出来る!出来る!」と、旗を振って応援しているくらいで…。

それにしても、留め具まで天然木なのもウレシイ。



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あとで、留める方法を調べたのですが、私が調べる限り、天然木で留めているのは見つかりませんでした。

量産の現場だと、「加工が増えてコストが合わない」「留め具まで木にこだわる人おるやろか?」などといろいろあるのでしょうか。

でも、「そんなこたあ~、知ったこっちゃない」、イイんです。


増産中

4つの自立するフォトフレーム

4つ完成したのですが、実は、それとは別に、更に4つ作られています。

また、ご紹介致します。


ミニコース(額縁)、北九州市、女性>