福岡県北九州市の木工教室です。

千切り(ちぎり)?のある机

木工教室ブログ:2020/7/18

今日は、月曜日に完成した選択作品のご紹介です。

この学習机は、家具基礎コースを修了すれば、制作可能です。

但し、これを作られたIさんは、マスターコースの手加工、機械加工も修了されていますので、製材から矧ぎ(幅広の板にするため板と板を接ぐこと)なども、ぜんぶご自分で!


反りのあるザラザラの荒い木材から、…、最後の塗装まで。

本職の人と同じことをやっていきます。デザインが当工房のオリジナルですので、個人工房の方と違うのはそこくらい。


それにしても、良くできています。

良くできています

チェリーの机


千切りのある机

仕上げに隙がなくキレイ!




千切り(ちぎり)?

千切りのある机




下の写真で、黒い蝶みたいなのが2つありますが、左側の蝶の中央部に割れが入っているのがわかりますでしょうか。

千切りは、この割れの広がりを抑えるためのものになります。

千切り

当初、教室では、板と板とを接ぐ(矧ぎ)が終わって、機械で外周を切断しようとしたとき、微妙な割れが!

Iさんと話しておりました。
「この割れ、切落せるかな?」「オッ!だいじょうぶそうだ!」

その時は、割れは切落していました。

ところが、コロナ休みの時、Iさんからご連絡があり、

「割れが進行している…」「アチャー!」

そして、Iさん「千切りを入れたい!自宅でやってみる」とのことで…。
ご自宅に機械を持っておられるので、適当なJIGを作り、ダミーの千切りをつくられ、溝を掘り…。

私は私で、千切りの材料を探して、…。
チェリーとコントラストが欲しいけど、手持ちの黒檀は厚みが足りない、結局、鉄刀木(タガヤサン)を、Iさんへ郵送。
千切りは電子レンジで軽くチン!などのやり取りもさせて頂いて、


元を正せば、私がお出しした材料が悪い!
申し訳ございません。


でも、結果、とってもオッサレ~になっております。

Iさん、ピンチをチャンスに変えて頂いて、ありがとうございます。


千切りと机の引き出しの取っ手

なかなか、イイ感じです。


手作り

机の引き出しの手作り取っ手

取っ手も手作り。


包みアリ組み接ぎ

引き出しで使っている接手、「包みアリ組み接ぎ」こちらも手作り。量産では作れないタイプの「包みアリ組み接ぎ」。


Iさん、今回の作品、お孫さん用とのことで。そして、これが2台目。


よく、ブログで書いていますが、

Iさんが作られた机、お子さんが成長して大きくなった時、
手間暇かけて作ったIさんのお心遣いに、
気持ちがホッコリ!幸せな気分に…。


選択作品コース、山口県宇部市、男性>




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