教室で、いろいろ技術をマスターしてくると、
「自宅で!自分で!」となり、作業テーブルが欲しくなります。
また、受講生の方と、作業テーブルについてのアレコレなど話す機会も多いです。
今回、作業テーブルを作りたいとのお話があり、
それを機会に、下写真の作業テーブルを、選択作品への追加準備中です。
見た目がシンプル♪
思いのほか、頑丈です。
上の写真は、教室で使っている机です。
天板(甲板)下の棚はスライドして引き出せるようにもなっています。
甲板の下は、特に頑丈な構造になっています。
開講当初に考えた作業机なのですが、この机を作るのは結構タイヘン!
下の写真は、教室の、臨時の際の机としてデザインしたものですが、
シンプルなだけでなく、思いのほか頑丈で便利です。
今回、これを選択作品にしようとしています。
上下、ばらせるようになっています。
甲板の裏に穴が開いており、下写真のように、突起部分にはめ込み、最終的にグッ!と押し込みます。
何年も使って、改めてわかったのですが、この作業テーブル、見た目以上に、頑丈で剛性が高く便利!
便利!
組立式ですので、多少は省スペースになるかと思います。
そして、クランプで挟みやすく、
(以前のMさんの作品)
ストッパーがスライド出来て、
カンナで削る材料をストップさせたり、…。
どんな構造
背中側からみたイラストです。
剛性を維持するためには、その構造が一つのポイントになります。
材料は、ホームセンターの2×4材、木ネジで固定するDIY仕様です。
仕上げは、基本的にカンナだけで、サンディングと塗装はご希望に応じて。
<ご参考>制作ポイント
制作のポイントは、とにかく胴付きを密着させる。
特に作業台は、前後左右に加わる力がおおきく、ちょっとした胴付きの隙間が、経年で大きくなります。
そして、作業台の「ブレ、揺れ」が大きくなって行きます。
「ホゾ組み」でない「木ネジ接合」は、諸理由で、余計にそうなりやすいです。
胴付きをしっかり密着させることで、経年の「ブレ・揺れ」に対して強くなります。
<ご参考>おおきさ
下部の構造部分が、幅が83cm、奥行き40cm、高さは天板含めて70cm(高さが低めの方がカンナ削りやすい)
天板の大きさは自分で決めることも出来ます。
天板の最小寸法が(幅95cm×奥行き52cm)、最大寸法が(幅120cm×70cm)
極端なお話、構造はそのままにして、2×4材の長さ自体変えれば、いろいろな大きさに対応できます。
すべてご自宅で作られたい方も、ご参考にして頂ければと…♪