組立式の作業テーブル

シンプルかつ頑丈!組立式の作業テーブル

木工教室ブログ:2021/3/15

教室で、いろいろ技術をマスターしてくると、

「自宅で!自分で!」となり、作業テーブルが欲しくなります。

また、受講生の方と、作業テーブルについてのアレコレなど話す機会も多いです。


今回、作業テーブルを作りたいとのお話があり、

それを機会に、下写真の作業テーブルを、選択作品への追加準備中です。

選択作品の作業テーブル

見た目がシンプル♪


思いのほか、頑丈です。

教室の作業机

上の写真は、教室で使っている机です。

天板(甲板)下の棚はスライドして引き出せるようにもなっています。


教室の作業机の構造

甲板の下は、特に頑丈な構造になっています。

開講当初に考えた作業机なのですが、この机を作るのは結構タイヘン!


下の写真は、教室の、臨時の際の机としてデザインしたものですが、

シンプルなだけでなく、思いのほか頑丈で便利です。

今回、これを選択作品にしようとしています。


作業テーブル

上下、ばらせるようになっています。


作業テーブルの下部


作業テーブルの天板・甲板

甲板の裏に穴が開いており、下写真のように、突起部分にはめ込み、最終的にグッ!と押し込みます。


作業テーブルの組み立て

何年も使って、改めてわかったのですが、この作業テーブル、見た目以上に、頑丈で剛性が高く便利!



便利!

組立式の作業テーブル

組立式ですので、多少は省スペースになるかと思います。

作業テーブルにクランプ使用

そして、クランプで挟みやすく、


作業テーブルのストッパー
(以前のMさんの作品)

ストッパーがスライド出来て、

作業テーブルでカンナ削り

カンナで削る材料をストップさせたり、…。


どんな構造

作業テーブルの構造

背中側からみたイラストです。

剛性を維持するためには、その構造が一つのポイントになります。

材料は、ホームセンターの2×4材、木ネジで固定するDIY仕様です。

仕上げは、基本的にカンナだけで、サンディングと塗装はご希望に応じて。



<ご参考>制作ポイント

制作のポイントは、とにかく胴付きを密着させる。

特に作業台は、前後左右に加わる力がおおきく、ちょっとした胴付きの隙間が、経年で大きくなります。

そして、作業台の「ブレ、揺れ」が大きくなって行きます。

「ホゾ組み」でない「木ネジ接合」は、諸理由で、余計にそうなりやすいです。

胴付きをしっかり密着させることで、経年の「ブレ・揺れ」に対して強くなります。



<ご参考>おおきさ

下部の構造部分が、幅が83cm、奥行き40cm、高さは天板含めて70cm(高さが低めの方がカンナ削りやすい)

天板の大きさは自分で決めることも出来ます。

天板の最小寸法が(幅95cm×奥行き52cm)、最大寸法が(幅120cm×70cm)

極端なお話、構造はそのままにして、2×4材の長さ自体変えれば、いろいろな大きさに対応できます。


すべてご自宅で作られたい方も、ご参考にして頂ければと…♪




◆木の家具工房「メープルモデューロ」
Tel:093-341-0838