最近は、新型コロナウィルス対策で、教室終了後、除菌シートでいろいろなところを拭き拭きしております。
最初はとても時間がかかっておりましたが、最近は、少しは慣れたようで…。
先日、教室の廊下に出たとき、ある受講生の方が、廊下にある作品などを、拭いておられた。
「ああっ!」と思いながら「拭かなくていいですよ!」とお声をかけると、
「いえ、私、拭くの好きですから…」とご返答。
申し訳ないと思いながら、ついつい、お言葉に甘えてしまった。
そして、別の日は、教室の終わり間近のころ、「拭き掃除、何か、手伝いましょうか?」とお問いかけ。
いろいろなご配慮、あ~、申し訳ありません。
今日ご紹介のフォトフレームも、そんな、心やさしい方のお話で…
幸せな気分に!
フレームの丸みが、ほっこり、まろやか、ですね。
そして、気になるのが、下の文字の「カナダ館」という文字。
「うん?どこかで聞いたような…」あっ、国道3号線沿いに確かあったような…、
Iさんといろいろお話していると、Iさんの長年の行きつけの喫茶店だとのことで、
そして、この度、ご店主の方がご引退されるとのことで。そのプレゼント!
フォトフレームに入るご予定の写真を見せて頂いたのですが、ご夫妻のお店での笑顔のアップでした。
企業でいえば、ご定年くらいのご年齢。
これを、頂けるとは!
ご店主さんにしてみれば、とても、嬉しいことだと存じます。
文字は、バーニングペンでIさん自らの手書きで、…、練習を何度かして本番、ゆ~くり、ゆ~くり、丁寧に書いておられました。それなりに時間がかかります。
お客さんから頂くプレゼントは、「嬉しさひとしお」だと思います。身内の方から頂くプレゼントとは意味合いがちょっと違う気がいたします。
このフォトフレームは、ご引退されたご店主の方が、ご自宅で見るたびに「幸せな気分」にさせてくれることだと思います。
写真、頂きました。
以前、プレゼント用で、Kさんが作られた、椅子とテーブル。(それしても、お子様の目力がすごい)
今回、写真を頂き、掲載させて頂きました。実用性、バッチリそうです。そして、お子様が大きくなれば、テーブルは将来、リビングテーブルになるようにと設計されています。
お子様は、成人になっても、この椅子とテーブルのことは、きっと記憶に残っているでしょう。
そして、Kさんのお心遣いに「幸せな気分」になるのでしょうか。
教室では、誰かのためにセッセと作られている方が、結構、いらっしゃいます。
単に必要だから作るだけでなく、ある人のために自分の時間を割いて作る。素敵ですね。
そしてその行為は、何か「生きる原点」に近いものを感じます。
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◆木の家具工房「メープルモデューロ」
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