中国茶用のお盆とコースター

表面がキラッ!中国茶用のお盆とコースター

木工教室ブログ:2019/4/12

表面がキラッ!


カタチがシンプルで、表面がちょっとキラッとして上品ですね。中国茶のレッスンを受けている、お姉さんからのご依頼品とのことです。

メープルは、硬くて、表面の木の筋(道管)が目立ちにくく、キラッとした感じが出やすいです。

中国茶用のお盆
底面の磨きは、面積の広いと、結構手間がかかりますが、Kさん、キレイに仕上げられています。

中国茶用のコースター

嬉しかったり、ちょっと悲しかったり…。

木工教室では、ご依頼品を作られている方が、結構いっらしゃいます。

作品は、しっかり作られますので、結構、手間がかかりますが、

受け取り側は、大変喜ばれる場合や、簡単にできると思われる場合など、いろいろあるとのことで、嬉しかったり、ちょっと悲しかったり、ですね。


どうやって、底面をフラットに仕上げる?


《知ってるだけでいい、技術的なお話》
木のくり抜いて、底がフラットな場合、きれいなフラットになっていないと、一気に作品の質が落ちてしまします。

(底面の乱れを意匠的な目的とする場合は別ですが)

下の写真は、受講生の方の過去の作品で、キレイに仕上げられています。

キャッシュトレイ
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木をくり抜いた弁当箱
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木のくり抜きはトリマーやルーターなどを使用しますが、

底面に、木のめくれや傷がある場合、そこだけ磨くとそこだけ凹むため、底面全面を磨き込む必要があります。

広い面の場合、結構大変!、おおよそ、途中、疲れて、「これぐらいで良いっか!」となってしまいます。

通常のストレートビット 三面ビット

トリマー、ルーターの通常のストレートビットでは、刃先が底に当たる部分で、木のめくれが出やすくラフに仕上がりますが、

写真の三面ビットでは、底も仕上げられるように刃がついていますので、割とキレイに仕上がり。そのあとのサンディングが楽!

ボウル&トレイビット

今回のKさんの作品は、底面の面積が広いため、三面ビットを使用しています。

また、底の外周を丸くするために、刃の角が丸い写真のビット(Bowl &Tray bits)を使用しています。

(底の外周に角が出ず、汚れがたまりにくくなります)



自由作品コース、北九州市、女性>

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