カタチがシンプルで、表面がちょっとキラッとして上品ですね。中国茶のレッスンを受けている、お姉さんからのご依頼品とのことです。
メープルは、硬くて、表面の木の筋(道管)が目立ちにくく、キラッとした感じが出やすいです。
底面の磨きは、面積の広いと、結構手間がかかりますが、Kさん、キレイに仕上げられています。
嬉しかったり、ちょっと悲しかったり…。
木工教室では、ご依頼品を作られている方が、結構いっらしゃいます。
作品は、しっかり作られますので、結構、手間がかかりますが、
受け取り側は、大変喜ばれる場合や、簡単にできると思われる場合など、いろいろあるとのことで、嬉しかったり、ちょっと悲しかったり、ですね。
どうやって、底面をフラットに仕上げる?
《知ってるだけでいい、技術的なお話》
木のくり抜いて、底がフラットな場合、きれいなフラットになっていないと、
一気に作品の質が落ちてしまします。
(底面の乱れを意匠的な目的とする場合は別ですが)
下の写真は、受講生の方の過去の作品で、キレイに仕上げられています。
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木のくり抜きはトリマーやルーターなどを使用しますが、
底面に、木のめくれや傷がある場合、そこだけ磨くとそこだけ凹むため、底面全面を磨き込む必要があります。
広い面の場合、結構大変!、おおよそ、途中、疲れて、「
これぐらいで良いっか!」となってしまいます。
トリマー、ルーターの通常のストレートビットでは、刃先が底に当たる部分で、木のめくれが出やすくラフに仕上がりますが、
写真の三面ビットでは、底も仕上げられるように刃がついていますので、割とキレイに仕上がり。そのあとのサンディングが楽!
今回のKさんの作品は、底面の面積が広いため、三面ビットを使用しています。
また、底の外周を丸くするために、刃の角が丸い写真のビット(Bowl &Tray bits)を使用しています。
(底の外周に角が出ず、汚れがたまりにくくなります)
<自由作品コース、北九州市、女性>
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