今日は、IFデザインアワードの最終審査の発表がありました。受賞しました!
詳細は、また後日ご報告させていただきます。
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今日は、先日完成した、Sさんの「あぐら椅子」です。
素敵ですね。
どこか、安心感が伝わってきます。
木部の線がとても素直で、余計な主張がなくて。
ただのシンプルではなく、“落ち着き”と“品”が同居しているようです。
工房で育った家具らしい、静かで誠実な佇まいです。
木とペ-パーコード(紙ひも)の組み合わせって、やっぱりいいですね。
温かみがあり、どこか懐かしさも感じさせます。
Sさん、この作品を作る前に、一度、試作をされています。
座り心地・強度・デザインのバランスなどを探るための試作です。
この時間も、ものづくりの醍醐味ですね。
そして、「どう座りたいか」を考えながら作るので、作品にはその人らしさが自然と表れてきます。
椅子づくりは、ただ家具を作るだけではなく、
「感じる・考える → 試す → 直す → また試す」
という、ものづくりの本質を体現してきます。
PCによる試作品の設計です。
デジタル上で構造を確認し、工房で実際に組み立てて検証する。
この往復が、精度の高い制作につながります。
「図面では良さそうでも、実際に触ると違う」という気づきが出てきます。
試作品の後脚部分の加工です。
試作品のペーパーコード編みです。
そして、試作品が完成。
最初は「こんな感じかな?」というところから始まって、座り心地を確かめながら少しずつ形を調整。
木部の角度や高さを変えてみたり、試行錯誤をします。
今回の作品で、実際に見た目でわかる変更は、後脚の部分です。
一番最初の写真と比較するとわかるのですが、最終の作品は、後脚がどっしり太いです。
試作品を経て、本番へ。
Sさん、素敵な椅子が出来て良かったです。
大変お疲れさまでした。
<北九州市、男性>