木工教室ブログ:2025/9/28





当初、いくつもの傷があり、写真のように、傷の部分をノミできれいに欠き取り、別の木で埋められました。
また、下写真のように、上から幕板が見えないように正方形の板を埋め込む工夫も。
節があある木を使ったりしていて、遊び心満点。

実はこの格子状の枠は、ご実家の掘りごたつの下に置いてあった足置き台
その格子が、何とも美しく捨てがたいということで、新たな用途への再生です。

当初は、ご自宅の窓に設置し、中央に飾り物を置かれる予定でしたが、最終的には座卓へ変更。

(教室の窓に立てかけられたところ)
脱線! 当教室の恒例行事です。
Mさん、今回、作るもの自体を変更されましたが、一つの物の制作の途中でも、脚の形を長さを変更したり…
ほんとに自由に変更されます。それに都度、多少の弊害もありますが、なんのその!
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木工教室で家具づくりに取り組む受講生の皆さんを見ていると、ふたつのタイプの方がいらっしゃる。
ひとつは、デザインから設計までじっくりと構想を練り、製作に入ってからは大きな変更を加えず、丁寧に、確実に仕上げていくタイプ。
完成までに時間はかかりますが、その分、品質は高く、細部まで美しく整い、また機能に優れた作品が生まれます。時には、自分の理想に少し妥協する場面もあるかもしれませんが、それもまた、完成度を高めるための成熟した選択です。
もうひとつは、作りながらどんどんアイデアが湧き、思いつきで形を変えていくタイプ。今回のMさん、完全にこちらのタイプ。このような方は、そう多くはありません。
設計図はあくまで出発点。手を動かす中で生まれる発見や感覚を大切にしながら、唯一無二の作品を仕上げていきます。品質は少し粗削りになることもありますが、その分、自由でのびのびとした表現が光ります。
どちらが良い、悪いではありません。どちらも、その人らしいやり方で、木と向き合い、楽しまれています。
完成した家具には、それぞれの時間の流れ、思考の軌跡、そしてその人の「らしさ」が宿っています。
どちらの花も、咲き方が違うだけで、どちらも美しいね。
そして、皆さん、お好きにどうぞです。


<北九州市、男性>