今日は、ハンガーラックのご紹介です。
ハンガーラックといっても、お犬さま専用です。
実際にハンガー吊るすと、こんな感じです。
お犬の服も、撮影のためにお借り致しました。
Kさん、ありがとうございます。
コーナーの接ぎ手は、定番の「組み接ぎ」
模様が綺麗ですね。
当初、直径20mmの市販の丸棒を買ってこられましたが、
色が白く、何か合わず、
結局、たまたま工房にあった特殊な木を使われました。
角材の状態からカンナで削り出して丸棒にされています。
このように、キレイな木目を出すには、しっかりと磨いて光沢を出す必要があります。
そして、丸棒の本体からはみ出た両端は、写真のように、削り出しで!
量産品に、このような味わいのある手加工はありません。
量産タイプのハンガーラックとは、一線を画します。
一点ものです。
丸棒の両端を切る前の、最後の調整です。
この作品の姿がお目見えした時、
数人の女性から、
ウワーッ! 私も欲しい!などと。
どうも、皆さん、小型犬種のオーナーさんで、
こんなのあったらイイな~、との「共感」のお声のようでした。
すぐに服が取りだせ、収納も簡単!
また、壁面に寄せて場所をとらず!
そして何より作品が素敵!
でしょうか。
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私の家には、猫が4匹います。
皆さん、野良猫ご出身で、
飼い主に似たのか、一癖も二癖もあります。
抱いても、嫌がってすぐ逃げ出しますし、
うちの猫は家飼いですが、外の野良猫と、ガラス越しに大げんかします。
ワオー、ワオー、
夜に近所迷惑になりそうなくらい。
そして、お外の野良さんは、なわばりパトロールなのか、定期的にうちにやってきます。
その度…。
この猫たちに、上品に服を着せるなんて考えられず…。
だから、Kさんの作品の価値に気づかず、
そこまで、「共感」していませんでした。
価値を知らぬは、私ばかりか。
面取りカンナで面取りされています。
Kさんご自身も小型犬種のオーナーさんですが、
今回、お友達へのプレゼント用。
Kさん、制作過程では、
ときどき、「こーしようかな」「あーしようかな」
迷いの先には、常にお友達がいらっいます。
心温まります。
大変、お疲れさまでした。
<北九州市、女性>