本棚です。文庫本・単行本用

宝箱!文庫本・単行本のための「本棚」

木工教室ブログ:2024/5/30

今日は、本棚の紹介です。

文庫本・単行本用の本棚

素敵ですね。


文庫本・単行本用の本棚

扉を開くとこのような感じです。

ぱあっ~と明るく、花柄がかわいく!



実は、制作者のYさん、見た目はちょっとイカツイ感じで、

男くささと、ワイルドさが香る方。

Yさん、読書がご趣味で、

この扉用の「かわいいガラス」を教室に持ち込まれたときは、

さすがに私は、「えっ!」

ちょっと以外さ、といいますかギャップが…。

Yさん、大変失礼いたしました



この本棚、文庫本、単行本専用の本棚です。

中の仕切りが、本にフィットするように設計されています。

ここに、Yさんの、お気に入りが、ずら~っと並びます。



私は、本を「たしなむ」という習慣がありません。

幼い頃、廻りから、本を読め、本を読めと言われながら、自分で読んではみるものの、何か辛いのです。

何度チャレンジしても同じで、体が受け付けません。

それで、遠い遠い昔に、諦めました。

だから、本を読む人が、何かうらやましく…。


でも、本の「装丁」は好きです。

キレイさに感動したり、ウキウキしたり、飾りたいなあ、と思ったり。



文庫本・単行本用の本棚の背後

背面から見ると、こんな感じです。

後から見ても、何か、カッコイイ。

「通しホゾ」に「くさび打ち」

そして、「通しホゾ」に「くさび打ち」、

強度アップだけでなく、アクセントにもなります。

教室の定番になってきました。



蝶番取り付け練習

Yさん、蝶番の取り付け練習をされています。

今回、開き扉ですので、蝶番の取付が必要です。

蝶番は、技術がないまま取り付けると、扉の動きが重かったり、うまく閉まらなかったり、

なので、オリジナルテキストにそって、約半日の練習でコツをつかみます。


扉の本体との合わせ

蝶番を取り付ける前に、扉を本体に合わせられています。

ピターッと合っていますね。

「通しホゾ」に「くさび打ち」

昨秋、前の会社の同期の者と、山口県内を1日中散策しました。

男二人でとてもむさくるしい。

彼はむちゃくちゃ本を読む人で、

昨今、電子版の本が定着するなか、私は、彼に聞いた。

「電子書籍やったら、つまらんと?(だめなんですか?)」

「つまらんったい!」

お聞きすると、どうも、読んだという痕跡が欲しいらしい、

そして、装丁が良かったり、ページをめくるときの紙の質感が良かったり、

ある意味、本は彼の宝のだった。

そういう意味では、本棚は宝箱かもしれない。

そして今回の、こだわって作られた本棚は、なおさらかもしれません。



それしても、とても完成度が高く素敵に出来て良かったです。

大変お疲れさまでした。


<山口県下関市、男性>



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