空間に、光と影を紡ぐ木のランプシェード

空間に光と影を紡ぐ!木のランプシェード

木工教室ブログ:2024/4/10

3月、5人の方が退会された。

転勤の方4人、大学卒業後の就職お一人と、こんなに多いのは、初めてです

皆様方、行った先々で、「素敵な日々」をお過ごしいただければと祈念致します。


そして、お聞きしたのは、引っ越し費用。

私の時代の倍近く。

とのかく、変化が激しいここ数年。



さて今日は、ランプシェードのご紹介です。

木のランプシェード

美しいです。

他の受講生の方からは、

アートやな~♪


木のランプシェード

上から見ても美しいです。


そして、ご自宅で写真を送って頂きました。

Sさん、ありがとうございます。

床の間の木のランプシェード

ランプ点灯前。

床の間の木のランプシェード

そして、点灯。


全く印象が違いますね。

部屋の角を照らすことで、奥行き感が生まれ、

光と影のコントラストで、表情にメリハリが出てきて華やかです。

そして、床の間への視線も集まりやすくなります。

電源用のコードもあるのですが、壁面に寄せて、上手に隠されて気になりません。



木のランプシェードの板のつなぎ部分

制作でご苦労されていたのが、

上写真の、板と板のつなぎ部分。

どこにもお手本は有りませんので、試行錯誤です。


最終的には、一枚の板に4か所穴をあけ、木の丸棒を一番上から一番下まで、4本通されました。

そのままでは、板が上下に動いて、板と板の間隔が一定に保てませんので、

その間に、スペースを保つための部品を入れられました。

その部品は、中が空洞の金属の丸棒で、それを10数ミリで切って、木の丸棒に通し

スペーサーとして板と板の間に入れ一定の間隔が保てるようにされました。

また、金属のメタリックの表情が、木とあまりマッチしませんでしたので、

金属には塗装がほどこされています。


いろいろと手間がかかります。

金属を切るとバリがでますので、その処理も必要です。


木のランプシェードの天板

実をいうと、一番大変だったのは、この板材を一枚一枚作ることかもしれません。

一枚一枚は平面が出ていないと、また、完全な正方形でないと、…。


そして、ほんとうに、うまくできたか否かは、点灯しないとわからないところがあります。

それは、板と板の隙間が大きいと、ライトが見えてまぶしく、

隙間が狭すぎると、暗く…。


結果、ばっちしでした。

素敵に出来て良かったです。

Sさん、大変お疲れさまでした。


<北九州市、男性>



◆木の家具工房「メープルモデューロ」
Tel:093-342-9165