今日は、ミニチュア作品のご紹介です。
Kさん、ある日、教室に来られ、
「ミニチュアの階段をつくりたいんですけどお~」
Kさん、私にイメージ画像見せられ、
私「大丈夫ですう~」が始まりでした。
素敵ですね。よくできています。
木はホワイトオークで、この階段にピッタリな木のようです。
Kさん、木工は初めての経験とのことで、できるだけ木工スキルがなくても作れるよう…。
それでも、どうしてもノコを使うのは必須で…、
初めてのことが多かったと思いますが、とても上手に作られています♪
~ 設計 ~ 制作 ~
Kさん、制作にかかる前に、図面を作成。
イメージ画像を参考に、正面図、側面図、平面図
これを描くことで、階段に必要な「部品の姿、カタチ」が見えてきます。
紙は「しわくちゃ~」になっていますが、完成するまで、使いまわされています。
図面が終われば、部品サイズの一覧表です。
紙2枚分ありますので、結構なボリュームです。
上は、ご自宅で作られた試作品です。
材料はスチレンボードと言って、発泡スチロールの粒子が細かくした材料です。
新築の建物見本などでよく見ますね。
カッターで切れますので、らくらくで加工ができます。
Kさん、試作品で、
・設計図は正しい?
・見映えは?
・どんな順番で組み立てる?
・桁の曲線部は?
などをチェックされ、その後、私へ、ホワイトオークの部品発注です。
ホワイトオークは、一定の厚みと幅の長い材料で支給させて頂き、
それを自分でノコで切って、ひとつひとつの部品にされました。
最初に、桁(けた)などの外周りから作ります。
そののち、写真のような内に入った部分、踏面(ふみづら)、蹴込(けこみ)を
下から一段一段積み上げていきます。
入り込んだ部分が多く、はみ出た接着剤のふき取りは、結構、面倒。
もう、だいぶ積み上がりました。
こうやって見ると、設計から組み立てまで、結構大変です。
一定以上のクオリティーを求めるなら、必要なステップかもしれません。
当初、階段のミニチュア?
ミニチュアといえば、ドールハウス…。
…、…。
でも、納得です。
ミニチュアの階段、素敵です。
木質感がタップリ感じられ、インテリアにもなりそうで、
Kさん、福岡市から公共機関でお越しでしたので、
持ち運びも含めて、結構、大変だったと存じます。
わざわざ、お越し頂き、ありがとうございました。
<福岡市 女性>