ミニチュア階段、ホワイトオーク

「ミニチュア階段」制作物語

木工教室ブログ:2023/4/21

今日は、ミニチュア作品のご紹介です。

Kさん、ある日、教室に来られ、

「ミニチュアの階段をつくりたいんですけどお~」

Kさん、私にイメージ画像見せられ、

私「大丈夫ですう~」が始まりでした。


ミニチュア階段

素敵ですね。よくできています。

木はホワイトオークで、この階段にピッタリな木のようです。


ミニチュア階段

Kさん、木工は初めての経験とのことで、できるだけ木工スキルがなくても作れるよう…。

それでも、どうしてもノコを使うのは必須で…、

初めてのことが多かったと思いますが、とても上手に作られています♪



~ 設計 ~ 制作 ~

ミニチュア階段の設計

Kさん、制作にかかる前に、図面を作成。

イメージ画像を参考に、正面図、側面図、平面図

これを描くことで、階段に必要な「部品の姿、カタチ」が見えてきます。

紙は「しわくちゃ~」になっていますが、完成するまで、使いまわされています。

ミニチュア階段の部品一覧表

図面が終われば、部品サイズの一覧表です。

紙2枚分ありますので、結構なボリュームです。

ミニチュア階段の試作

上は、ご自宅で作られた試作品です。

材料はスチレンボードと言って、発泡スチロールの粒子が細かくした材料です。

新築の建物見本などでよく見ますね。

カッターで切れますので、らくらくで加工ができます。



Kさん、試作品で、

・設計図は正しい?

・見映えは?

・どんな順番で組み立てる?

・桁の曲線部は?

などをチェックされ、その後、私へ、ホワイトオークの部品発注です。

ミニチュア階段の組立

ホワイトオークは、一定の厚みと幅の長い材料で支給させて頂き、

それを自分でノコで切って、ひとつひとつの部品にされました。


最初に、桁(けた)などの外周りから作ります。

そののち、写真のような内に入った部分、踏面(ふみづら)、蹴込(けこみ)を

下から一段一段積み上げていきます。


ミニチュア階段の接着剤のふき取り

入り込んだ部分が多く、はみ出た接着剤のふき取りは、結構、面倒。


ミニチュア階段の組立

もう、だいぶ積み上がりました。



こうやって見ると、設計から組み立てまで、結構大変です。

一定以上のクオリティーを求めるなら、必要なステップかもしれません。




当初、階段のミニチュア?

ミニチュアといえば、ドールハウス…。

…、…。

でも、納得です。

ミニチュアの階段、素敵です。

木質感がタップリ感じられ、インテリアにもなりそうで、


Kさん、福岡市から公共機関でお越しでしたので、

持ち運びも含めて、結構、大変だったと存じます。

わざわざ、お越し頂き、ありがとうございました。


<福岡市 女性>


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