今日は、昨年末に完成したIさんの作品。
立派ですね~。
立ち姿が美しく、
前面に、木の表情がパキッと出ていて、
結構な迫力です。
ライティングビューローって。
「ビューロー」が引き出し付き収納のことで、
「ライティング」が、文章を書く人のことをライターと言いますが、その「書く」で、
「収納ができて書き物ができて…」、でしょうか。
両サイドから腕が2本出てきて、
その上に、蓋をパタンと下ろして、
ここで、デスクワークなどができます。
これで蓋の開け閉めをします。
幼い頃、足踏みのミシンにこんなの金具がついていたのを思い出します。
ミシンを動かすときに、作業スペース広げるため、
折り畳みの板を広げて…。
ミシン丁番といいます。
引出し2杯ついて、
蓋を締めれば、大き目の引出し2杯が付いています。
スライドレール式の引出しは、引出しをいっぱい引き出せるので、
引出し奥まで良く見えて便利です。
Iさん、コマを付けられています。
コマは木の伸縮を吸収するために設置する部品です。
家具基礎コースでは出てきませんが、マスターコース(機械)で取り入れています。
もっとも高級な木の伸縮の吸収方法です。
Iさん、機械を使うのももう慣れたものです。
ご自宅にも、立派な工房もあり。
Iさんのような作品、作業ボリュームがかなり多く、思っている以上に作るのが大変です。
また、今回のIさんのライティングビューローの場合、
将来のことを考えて、上下分離式にされており、
上下の接続には、金具を使っておられますが、その設計から、実際の合わせまで、結構、神経を使います。
Iさん、大変、お疲れさまでした。
素敵にできて私も嬉しいです。
<山口県宇部市 男性>