木のスツール

言葉の壁を超えて!スツール完成

木工教室ブログ:2022/10/13

今日はIさんの教室の最後の日。

Iさんは異国の方で、日本にいらっしゃって数年。

あと数日で、転職と同時に英国へご帰国される。


スツール、椅子の塗装

作品の2回目の塗装中。

この作品は、斜めの墨付けやノコ切断、そして、複雑な曲面成型があり、

選択作品のなかで最も難易度が高い。

制作過程で、言葉のやり取りの不自由さがあるなか、上手に完成されている。



Iさんは、日本語がご堪能とは言え、

木工作業で使う言葉は一般的でない言葉も多く、

会話のなかでは、

紙に描いたり、グーグル翻訳を使ったり…



Iさん、一度学んだことはよく覚えられている。

家具基礎コースの時からそうなのですが、

とにかく、よく覚えられている。

Iさん、当日学んだことを、ご自宅でまとめられている。

たぶん。



そんな、Iさんの学ぼうとされる強い意思が私に伝わってきたから、

私も、必死になってお伝えしようとしていたと思います。


カンナの仕込み

そして、同時並行してやっていたのが、道具の仕込み

写真は、カンナの仕込みの最後の方で、

カンナの台尻側をカンナで面取りされています。

箱やかまち組の目違い払いなどで、台尻が材料にゴツンと当たっても大丈夫なように。



この日、カンナの仕込みが終わって、シラガキとノミを仕込んで、無事に終了しました。

良かった!



最後の2か月、受講回数を増やされ、他のクラスの方とも馴染みが出てきたところでした。

そして、Iさん、結構な男前で、

雰囲気も柔らかで、

ちょっとアイドル化しているなあ~

などと思っていたところでした。



日本には、また来られる機会があり、その際は、お立ち寄りされるとのことで、

楽しみにお待ちしております。

約1年半でしたが、ありがとうございました。



<北九州市、男性>




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