今日は、先日完成した書類箱のご紹介です。
ペーパーレスの時代が、本格的に来そうで、
紙がどんどん減っていこうとするなか、
証明を伴う重要書類などは、まだまだで…。
Hさん、ちょっと大き目の、A4サイズが対応できる書類箱を作られました。
板と板の接合は、ちょっと難しい、アリ接ぎで!
アリ接ぎ??
上写真のような接手がアリ接ぎです。
外国にも同じ接ぎ手があり、英語で、dove tail joint(ダブテール ジョイント)といいます。
dove tail というのは、「鳩」の「しっぽ」
確かに、「背の高い三角形の部分」が、鳩のしっぽに似ています。
では日本で、「アリ」というのは?
どうやら、蟻ん子の頭に似ているかららしいです。
とにかく、とても抜けにくく強靭な接ぎ手です。
Hさん、アリ接ぎの事前練習をしてから本番に入られました。
木は、メープルです、
塗装は、メープルの白さ活かした、ソープフィニッシュで。
そして、こだわりは、底板には、通常合板を使うことが多いのですが、
今回、底板もメープルの無垢材で!
底板に無垢材をそのまま使うと、大きな反りが出る場合があり、
今回、反り出にくいような措置をした、板を取り付けています。
オール無垢材で、こだわりの逸品です。
<福岡市、男性>