木の壁掛けライト

とってもオシャレな!壁掛けライト

木工教室ブログ:2022/7/20

この画像だけでは、何が何だかわかりません。

タリアセン

木はチェリーですが、木目が繋がって、Mさんの仕上げも良く。

結構ち密な構造で、Mさん、作るの、大変だったと存じます。

お疲れさまでした。


タリアセン

そして中には、ライトが取り付けられるように、なっています。

実際に、ライトを壁に設置された写真を、Mさんから頂きました。



タリアセン

とっても、素敵ですね。


照明デザインは、フランクロイドライトという方で、

アールデコ様式でとっても著名な方。

旧帝国ホテルをデザインされましたが、

そこで使われているこの照明もデザインされています。



私は、こんなに「イイ感じの影」が出るなんて思ってもいませんでした。

Mさんにとっては、想像通りだったかもしれませんが、

私は、大変驚きました。。



シャープな強い影のラインを出したり、

光を、柔らかいグラデーションの面に分散したり…、


光と影の形・大きさ、明暗の度合いは、

各部品の形や位置によって決まりますが、

かなりち密なシミュレーションが必要かと。



フランクロイドライトという方、

決して妥協せず、すさまじくこだわる…。

たぶん。

その「思い」が伝わってきそうです。




板状の傘は、上に付けたり、

タリアセン 傘が上

下に付けたりできます。

タリアセン


そして、Mさんのお部屋も、オシャレです。


<北九州市、男性>



《ご参考》
・タリアセン2:上の照明の名前、意匠権が切れてリプロダクトが各社でているようです。

・アールデコ様式:装飾美術、シンプルで幾何学図形をモチーフ、直線的で記号的、約100年前で日本でいえば大正時代。

・ 実は門司港レトロは「アールデコ調の建物」が結構残っています。たぶんアールデコの時代に、門司港が繁栄し「富に溢れた時代」だったからだでしょうか。

・15年位前でしょうか、美術館の特別展でアールデコ展があり、深く印象に残っています。その様式は、建築、家具、工芸だけでなく、美術や衣料品まで影響を及ぼしており、しかも世界各国からの出展で。どれだけ流行ったのだろう。



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