この画像だけでは、何が何だかわかりません。
木はチェリーですが、木目が繋がって、Mさんの仕上げも良く。
結構ち密な構造で、Mさん、作るの、大変だったと存じます。
お疲れさまでした。
そして中には、ライトが取り付けられるように、なっています。
実際に、ライトを壁に設置された写真を、Mさんから頂きました。
とっても、素敵ですね。
照明デザインは、フランクロイドライトという方で、
アールデコ様式でとっても著名な方。
旧帝国ホテルをデザインされましたが、
そこで使われているこの照明もデザインされています。
私は、こんなに「イイ感じの影」が出るなんて思ってもいませんでした。
Mさんにとっては、想像通りだったかもしれませんが、
私は、大変驚きました。。
シャープな強い影のラインを出したり、
光を、柔らかいグラデーションの面に分散したり…、
光と影の形・大きさ、明暗の度合いは、
各部品の形や位置によって決まりますが、
かなりち密なシミュレーションが必要かと。
フランクロイドライトという方、
決して妥協せず、すさまじくこだわる…。
たぶん。
その「思い」が伝わってきそうです。
板状の傘は、上に付けたり、
下に付けたりできます。
そして、Mさんのお部屋も、オシャレです。
<北九州市、男性>
《ご参考》
・タリアセン2:上の照明の名前、意匠権が切れてリプロダクトが各社でているようです。
・アールデコ様式:装飾美術、シンプルで幾何学図形をモチーフ、直線的で記号的、約100年前で日本でいえば大正時代。
・ 実は門司港レトロは「アールデコ調の建物」が結構残っています。たぶんアールデコの時代に、門司港が繁栄し「富に溢れた時代」だったからだでしょうか。
・15年位前でしょうか、美術館の特別展でアールデコ展があり、深く印象に残っています。その様式は、建築、家具、工芸だけでなく、美術や衣料品まで影響を及ぼしており、しかも世界各国からの出展で。どれだけ流行ったのだろう。