一列に並んだスツール

リズム!一列に並んだ作品

木工教室ブログ:2022/5/30

たまたま、家具基礎コースの最終課題の作品が並びました。

スツール 椅子

このように並べさせていただくと、

リズムが出てきて、何だか華麗で、

思わず目を奪われます。


作品は完成すると、一旦ご展示させて頂いていますが、

どれも、ほんとにキレイに完成されています。


今日は、この作品たちの、よもやま話です。


材木屋さん

中杢 矧ぎ

先日、新規開拓営業の材木屋さんがいらっしゃっていて

この木目を見て、中杢みたいや!

(中杢:中央部にタケノコ状の板目、両サイドが縦筋の入った柾目)

私も言われて気づきました。

よく、和室の天井の板にこのような木目が見られます。



そして、作品の木目をじっくり観察しながら、

上手に接いでいますねとご感心。

確かに、それぞれの天板は、一枚板ではなく接いでます。

あまり気にしてなかったのですが、確かにじょうずです。

自画自賛です。




言葉のハンディー

スツール 椅子

上写真のなかの一台ですが、

この作品は外国の方が作られました。


以前にもクラス風景でちょっとだけ紹介させて頂きましたが、

イギリスの方で、日本にきて数年。

日本語は堪能といいながらも、やはりハンディーがあると思います。



お教えさせて頂くなか、

あ~、あの時、伝わっていなかったんだな~

と、あとから、気づくこともあり、

やはり、多少の言葉のハンディーはある、

と思っていたのですが、


結果、

基礎コース修了までの期間が、1年で、

言葉のやり取りに不自由のない日本人と変わりません。

すごいですね。



先日、そのイギリスご出身のIさんと、同じクラスのKさんと雑談をしていました。

そして、Kさんが

「Iさん、日本人より礼儀正しい!」

と、おっしゃると、

周囲から、共感の笑いが広がっていました。


ある意味、日本人よりも日本人らしい方かもしれません。


Iさん、技術・技能的なことにご興味を示されており、

しっかりサポートしてまいります。




生涯のお供

そして、ここに展示の作品の方のみならず、

皆さん、基礎コースを修了して、教室を継続されます。

他のコースに進まれたり、道具を買ってご自宅木工に繋げたり…。


継続されるということは、木工に「何らかの楽しさ」を感じられたのだと存じます。

木工は、作る喜びだけでなく、ストレスをやわらげたり、頭の働きを向上させたり、

たくさんメリットがありますが、

クオリティーを追求していくと、感性なども高まってきます。

ホントの話です。


教室に来る来ないは別にして、

木工を、生涯のお供として頂ければ、幸いです。






◆木の家具工房「メープルモデューロ」
Tel:093-341-0838