たまたま、家具基礎コースの最終課題の作品が並びました。
このように並べさせていただくと、
リズムが出てきて、何だか華麗で、
思わず目を奪われます。
作品は完成すると、一旦ご展示させて頂いていますが、
どれも、ほんとにキレイに完成されています。
今日は、この作品たちの、よもやま話です。
材木屋さん
先日、新規開拓営業の材木屋さんがいらっしゃっていて
この木目を見て、中杢みたいや!
(中杢:中央部にタケノコ状の板目、両サイドが縦筋の入った柾目)
私も言われて気づきました。
よく、和室の天井の板にこのような木目が見られます。
そして、作品の木目をじっくり観察しながら、
上手に接いでいますねとご感心。
確かに、それぞれの天板は、一枚板ではなく接いでます。
あまり気にしてなかったのですが、確かにじょうずです。
自画自賛です。
言葉のハンディー
上写真のなかの一台ですが、
この作品は外国の方が作られました。
以前にもクラス風景でちょっとだけ紹介させて頂きましたが、
イギリスの方で、日本にきて数年。
日本語は堪能といいながらも、やはりハンディーがあると思います。
お教えさせて頂くなか、
あ~、あの時、伝わっていなかったんだな~
と、あとから、気づくこともあり、
やはり、多少の言葉のハンディーはある、
と思っていたのですが、
結果、
基礎コース修了までの期間が、1年で、
言葉のやり取りに不自由のない日本人と変わりません。
すごいですね。
先日、そのイギリスご出身のIさんと、同じクラスのKさんと雑談をしていました。
そして、Kさんが
「Iさん、日本人より礼儀正しい!」
と、おっしゃると、
周囲から、共感の笑いが広がっていました。
ある意味、日本人よりも日本人らしい方かもしれません。
Iさん、技術・技能的なことにご興味を示されており、
しっかりサポートしてまいります。
生涯のお供
そして、ここに展示の作品の方のみならず、
皆さん、基礎コースを修了して、教室を継続されます。
他のコースに進まれたり、道具を買ってご自宅木工に繋げたり…。
継続されるということは、木工に「何らかの楽しさ」を感じられたのだと存じます。
木工は、作る喜びだけでなく、ストレスをやわらげたり、頭の働きを向上させたり、
たくさんメリットがありますが、
クオリティーを追求していくと、感性なども高まってきます。
ホントの話です。
教室に来る来ないは別にして、
木工を、生涯のお供として頂ければ、幸いです。