今日は、先日完成した、Oさんの丸鏡です。
作り始められたのがコロナ前、
コロナなどで、教室をお休みされましたが、
完成までにとても時間がかかる作品でした。
Oさん、大変、お疲れさまでした。
教室だけで彫っていると、とても時間がかかるので、
彫りの技術をマスターして頂いたのち、
ご自宅でも彫られました。
デザインはオリジナルですが、白い彫刻をほどこしたパーツは、西洋の旧来からのデザインを転用しました。
受講生の方は、白いパーツの部分を制作して頂きます。
パーツは、最後にソープフィニッシュ(塗装方法)です。
鏡は、この鏡専用の特注品です。
外枠はチェリーですが、無垢材の板は、時が経って「反り」が出て鏡に支障をきたしますので、
柾目仕様の矧ぎを行っています。
また、ある程度、反りが吸収できるようにしています。
外枠は、私が作ったものを支給させて頂いていますが、
木工旋盤が使える方は、ご自身で作られても構いません。
いくつも工程があり、ちょこっと難しいです。
Oさん通常、この台座にのせられているそうです。
もう、古伊万里の皿か?
鏡としての実用品ではなく、貴重な装飾品扱い。
でも、彫るのが大変だから、そのお気持ち、よく判ります。
もちろん、壁かけで、普通に使えます。
これは、この作品の着手前の練習課題です。
作品のパーツを作るための要素を詰め込んでいます。
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当初、Oさんから、彫刻がしたい♪
とのお話が。
いろいろ、経過はございましたが、
結局、私の方で「彫刻コース」を設定して、
コース作品に。
ところが、私は彫刻が初めてで、
…。
技術もないし、知識もないし、時間もないけど~
アラ~ジンのように…、
あ~、私も、魔法のランプ、が欲しい。
また、いつものように、
どこぞのお手本を、真似することもなく
生みの苦しみを味わいながら…。
もがきながら…。
Oさん、大変お疲れさまでした。
でも、見本に劣らず、素敵に出来て良かったです。
<山陽小野田市、女性>