ジュエリーボックス、小物箱

ジュエリーボックス、そして…

木工教室ブログ:2021/12/2

今日は、数か月前に完成したKさんのジュエリーボックスです。

ジュエリーボックス、箱

きれいですよね。木はメープル。

マスターコース(手加工)の最終作品です。

シャキッとしていますね。

上手にできている証でしょうか。


箱の蓋を開けたところ

蓋を開けるとこんな感じです。



下写真も、Kさんが作られたものです

このようなの練習課題をいくつもクリアーしていって、最後に上のボックスを作ります。

隠しの接手

隠しの接手を使っていますが、つなぎ目に隙間がなく、上手に出来ていますね。

ちなみに、ジュエリーボックスも同じ接手を使います。



コースでは、接手をたくさん練習しますが、

どれも難易度が高く、加工に結構時間がかかるため、

すべての課題をクリアー出来たころには、

皆さん、ふうっ~


そして、ジュエリーボックスの材料をお渡しするとき、

やっと本番か!




そして、Kさん、

これが完成したのち、マスターコース(機械加工)の方に進まれました。



<山口市、男性>




機械加工、趣味の方は…。


Kさん、今は、マスターコース(機械加工)の最中です。

そして、先日、最初の練習課題が完成しました。

マスターコース(機械加工)課題


機械加工?

機械だとなんでもできちゃいそうですが、

かなりアナログで…。



主に下の4つの機械を使います。

自動カンナ盤 手押しカンナ盤

横切り盤 手押しカンナ盤

機械の安全事項や使い方を覚えるのは、2日もあれば十分です。


これが、安全に!正確に!スムーズに!となると、

マスターするのに、もう少し時間がかかります。


趣味の方は、ここまでできれば大丈夫です。

加工の早さは求めず、安全に!

あとは、小型タイプの機械を入手してご自宅で…。



下町の町工場?


安全に!正確に!スムーズに!に加えて、

加工の早さ!

を求められると結構、熟練が必要です。


加工の最初は、材料の厚さ、幅、長さを整えますが、

天然木は、片方の面だけ見た目が良かったり、

部分的に汚く、色が濁っていたり、

端っこに割れや、小さな節があったり、

大きくねじれていたり…。

まさに生き物。


このような材料を、

見た目の良い部分を優先しながら、

正確に!できるだけ早く加工!

を求められると、…。



今まで、受講生の方、アルバイトの方の加工を見てきましたが、

加工時間は、熟練者と、10倍、20倍と違います。

目はもちろんのこと、音、手の感触、臭い、の感覚をフルに使っています。

下町の町工場のようなもので、

結構、奥が深いです。






◆木の家具工房「メープルモデューロ」
Tel:093-341-0838