自宅で作った木の器

ご自宅作った!木の器たち

木工教室ブログ:2021/8/17

木の器

上手に出来ていますね。

これらの作品は、ほとんどご自宅で作られたものです。


これを作られたYさん、毎回、教室にお越しになると、紙袋から木の器をおもむろに取り出し、私に差し出し、

「どうですか?」


Yさんの、どうですか?の意味合いは、

「どうです、よくできてるでしょう~!」ではなく、


「どこか悪いところがあったら教えて♪」


Yさんは、コースを修了されて、さまざまな作り方をマスターされていますので、

私に求められたのは、デザイン的なお話、と、クオリティーを上げるためのお話。


「こうすれば!ああすれば!」とご指摘させて頂いて、

Yさん、持ち帰り修正し、また持って来て、…

塗装まで終わった作品を、塗装を剥がして再加工されることや、

教室で修正することもしばしば。

そして、写真は一部で、他にもたくさん…。


頭が下がります。


花梨の木の器
《樹種:花梨(かりん)》


クオリティーを高めることによって、作品に力が出てきたり、存在感が出てきます。

但し、そのスキルを身につけることは、ノコやノミなどのスキルを高めるよりムツカシイ側面があります。

それは、「クオリティーの差を肌身で感じる」作業が、より感覚的だからだと思います。



クオリティーの差がわかるようになると、

Yさんのように、「高み」を目指してという方、

そして、そんなことはどうでも良く、物は使えれば良い、という方。


いろいろいらっしゃいます。

人それぞれだと思います。




はけ塗り


はけでの塗装は、キレイに仕上げる重要なコツが、5つくらいでしょうか。

すべては、塗りムラを出さないためのコツです。


かえでの木の器
《樹種:かえで》

Yさん、かなり、上達されています。

写真の光沢部分に、微妙な「はけ筋」が出ていますが、

塗料の濃度を薄めて、塗る回数増やして、また、良いはけを使えば、

もっと良くなることだと思います。



<北九州市、男性>





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