木の小物収納ボックス

上手!家具マスターコースのボックス

木工教室ブログ:2021/8/4

ブログの更新が遅れ気味で、申し訳ございません。


最近、何かしら、余裕がなく、アワワ、アワワと慌てながら…。


今、受講生の方で、海外ご出身の方がいらっしゃいます。

日本語が、ある程度はしゃべれる方なのですが、

わたくし、日本語で伝えきれず、

会話の途中で、アワワ、アワワ…。



今日は、先日完成した、マスターコースの作品からです。


ジュエリーボックス

美しい。

家具マスターコース(手加工)の最終課題です。

Oさん、上手に仕上げられていますので美しい。

スキがありません。



パッと見、普通のボックスに見えますが、

想像以上にたくさんの技術が入っており、ムツカシイです。


上から見ると、

チェリーとメープルのコントラスト

本体の4つのコーナーは、隠しの接手で接合されています。


それにしても、濃色のチェリーと白系のメープルのコントラストがイイです。



ボックスヒンジ

ボックスヒンジと言って、蓋を開けると、反対側まで倒れることなくストップします。

外国製の丁番で、結構値段が高い。

ブツブツ。。



キッチリした丁番で、蓋の動きがとてもタイトで良いのですが、

その分、取り付けがちょっとでもズレたりすると、蓋の開け閉めがままならない。



蓋と本体の合わせ。

本体が平行四辺形、あるいは台形に出来てしまうと、

その上の蓋は…。


ベルベットのカルトナージュ

収納部の底は、カルトナージュという方法でベルベットの布を敷いています。

携帯、時計、ジュエリーなど、貴重品が置けます。


包みアリ組接ぎ

引き出しの接合部は、「包みアリ組接ぎ」

ムツカシイ接手はいろいろありますが、通常の家具ではあまり使うことはありません。

でも、この接手は結構使います。




Oさんの作品、完成度が高いです。

入会以降、かなり上達されていると存じます。


Oさんから、時々、「ここ、どうしたらいい?」

と良く聞かれます。


ノミ関係が多いのですが、ノミはちょっとした小技がたくさんあり、

それで、精度が上がったり、加工が早くなったりします。


そして、Oさん、良くメモをとられています。


今度、そのメモ、参考にさせて!

とは、なかなか言えず…。



<山口県下関市、男性>



◆木の家具工房「メープルモデューロ」
Tel:093-341-0838