ブログの更新が遅れ気味で、申し訳ございません。
最近、何かしら、余裕がなく、アワワ、アワワと慌てながら…。
今、受講生の方で、海外ご出身の方がいらっしゃいます。
日本語が、ある程度はしゃべれる方なのですが、
わたくし、日本語で伝えきれず、
会話の途中で、アワワ、アワワ…。
今日は、先日完成した、マスターコースの作品からです。
美しい。
家具マスターコース(手加工)の最終課題です。
Oさん、上手に仕上げられていますので美しい。
スキがありません。
パッと見、普通のボックスに見えますが、
想像以上にたくさんの技術が入っており、ムツカシイです。
上から見ると、
本体の4つのコーナーは、隠しの接手で接合されています。
それにしても、濃色のチェリーと白系のメープルのコントラストがイイです。
ボックスヒンジと言って、蓋を開けると、反対側まで倒れることなくストップします。
外国製の丁番で、結構値段が高い。
ブツブツ。。
キッチリした丁番で、蓋の動きがとてもタイトで良いのですが、
その分、取り付けがちょっとでもズレたりすると、蓋の開け閉めがままならない。
蓋と本体の合わせ。
本体が平行四辺形、あるいは台形に出来てしまうと、
その上の蓋は…。
収納部の底は、カルトナージュという方法でベルベットの布を敷いています。
携帯、時計、ジュエリーなど、貴重品が置けます。
引き出しの接合部は、「包みアリ組接ぎ」
ムツカシイ接手はいろいろありますが、通常の家具ではあまり使うことはありません。
でも、この接手は結構使います。
Oさんの作品、完成度が高いです。
入会以降、かなり上達されていると存じます。
Oさんから、時々、「ここ、どうしたらいい?」
と良く聞かれます。
ノミ関係が多いのですが、ノミはちょっとした小技がたくさんあり、
それで、精度が上がったり、加工が早くなったりします。
そして、Oさん、良くメモをとられています。
今度、そのメモ、参考にさせて!
とは、なかなか言えず…。
<山口県下関市、男性>