このブログ掲載のため、画像を整理していたのですが、改めて感心致します。
皆さん、作品のクオリティが高い!
今回の椅子たちも、特に良い作品を選別させて頂いている訳ではありません。
前回、ブログで紹介させて頂いたのちの、椅子の完成作品です。(コース内の作品で、基礎コーススツールは除きます)
「良くできています」
何の道具を使おうが…
Hさんが作られた、選択作品コースのスツールです。もう、何人作られたでしょう。定番品になっています。
座面の曲面がキレイで、木目も美しく、質感が伝わってきます。
曲面成型ではいろいろな道具を使いますが、究極のところ、何の道具を使おうが、何の仕上げをしようが、
クオリティの本質的なところを理解し実践できないと、このようにはできません。
クオリティは、工芸的なものすべてに共通してきますので、この作品を通じて、肌身で感じて理解することは、とても意味深いことだと思います。
<選択作品コース、北九州市、男性>
Hさんのスツールです。凛(リン)として、美しき立ち姿!
私は、編みの経験が浅く、私が作った作品見本の座面は、結構ユルユルです。お恥ずかしい。
今、思いますのは、結果的に突っ張れるだけ張った方がいい、本場、デンマーク製のひも(ペーパーコード)は切れることは常識レベルでは無いようです。
問題なのは、張りすぎると、編みの終盤、とても力がいる。張り加減は、ご自分の力とご相談でしょうか?
練習キットでの練習で、事前に張り加減を、自分なりに把握しておくことが大切です。
Hさんも結構張りましたが、最後はわたしもお手伝い、ウンッ、セッ、ウンッ、セッ、っと
<選択作品コース、北九州市、女性>
技量が高くなる!
Tさんのスツールです。
コースのなかでは、3ステップ目の作品になりますが、隙が無くとても上手に作られています。
Tさん、1作品目から2作品目そして3作品目と、間違いなく技量が高くなられており、感心するばかりです。
脚の緩やかな曲線づくりは、木工旋盤でスキューという刃物を使って曲線を作るのですが、独特なスキルが必要です。慣れないと結構ムツカシイです
<ウィンザーチェア(椅子)コース、北九州市、男性>
これ作るの、大変だろうな~
う~ん、こちらも上手に出来ています。(全景みえず、申し訳ございません)
教室の皆さん、おっしゃいます。
「これ、作るの大変だろうな~」
おおよそ、世間の人たちは、何でも簡単にできると思っている方が多いなか、
受講生の方は、作るのが簡単か大変か? すぐに想像できます。
コースになっていますので、この作品をいきなり作る訳ではなく、徐々にスキルを上げて…、ではあるのですが、
皆さん、おおよそ、尻込みされます。
だから、これを作られる方は、腹をくくって、コースに入られます(笑)
これを作られたのが、Kさんで4人目ですが、このあとご希望者定が居ません。
お~い、誰かおらんですか~♪
<ウィンザーチェア(椅子)コース、山口県山口市、男性>