福岡県北九州市の木工教室です。

生徒さまのお声

2021/3/21

(寄稿:2021年3月)

正直、うんざりしました。


この教室に通い始めて、この5月でまる5年になります。

養護学校で木工の授業を担当してから木工に興味が湧き、定年後は木工を趣味にしようと、田舎にミニログハウスをセルフビルドし、そこを工房としていろいろ作っていましたが、今一つ満足の出来る仕上がりではないし、工具を買っても使いこなせません。

そこで、しっかり学びたいと思い、ネットで探してこの木工教室にたどりつきました。

家具基礎コースから始まったのですが、最初のカンナがけには正直うんざりしました。老眼で刃先がよく見えず、どう研いでいるのか分かりません。一緒に学んでいたリタイア組の人と、「こんなに難しいレベルでなくていいんだけどなあ」とぼやきながら、一生懸命、言われるままに板を削り、刃を研いでいたのですが、コースが進むにつれ、技術も向上し、作品を作っていく中で、意欲と喜びも湧いてきました。

家具基礎コースのあと、さらにいろいろ学びたいと思い、木のカトラリーコース、木の器コース、そして木工旋盤をフルに使ったウィンザーチェア作りと進みました。そして今は、手加工のマスターコースで学んでいます。

このコースでは、最初に「はぎ」という板と板を貼り合わせることを習ったのですが、カンナがけの難しさに音をあげそうになり、もう二度とすることはないと思っていました。しかし、今、一番多く使っている技術です。細い板を何枚も貼り合わせて大きな板にします。その分とても安い材料費で作ることができます。

家族や知人、職場から、色々な物を作ってくれと頼まれます。窓やドアも作りました。

最近は孫のために木のオモチャ作りに励んでいます。「働く車」シリーズは特に気に入っているようです。
一昨年からは、夏休み子ども木工教室の講師も引き受けています。

今のコースが終わったら、機械加工のマスターコースで、機械加工も学びたいと思っています。


<山口県山口市、男性、2016年5月ご入会>





◆木の家具工房「メープルモデューロ」
Tel:093-341-0838