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2018/8/1



北欧のハンドメイドのコップ、ククサ(自由課題)



ククサ(カップ)

上のカップ、ククサと言います。
素朴で素敵ですね。


ククサ

北欧の北部で、昔から伝わるハンドメイドの木のコップらしいです。




Sさん、今回、ククサにチャレンジ!


木に
水分を含ませ、セッセ、セッセと中を彫り込んでいます。

コップの内側を手彫り

何処の国でも、遠い昔は、身近にある木を削って、箸やスプーンにしましたが、
ある程度水を含んだ状態で、削っていました。

そっちの方が、
柔らかい!



Sさんが削っている木は、家具用の木なので、
とても乾燥していて硬いです。
水分を含ませて削っているものの、やはり、くり抜く作業はタイヘン。

Sさん、最後あたりは、慣れたもの。
手をテコのように使って…!





〜て、お次は取っ手

コップの取っ手部分の成型

木の塊から、コップを作る場合、
木の取っ手の部分が
折れやすくなります。

どのような木取りをしても、木で作る限り、折れやすい部分が出てきます。

取っ手の折れやすい部分

(この場合、矢印のところが折れやすい)




北欧ご当地では、広葉樹の
白樺のコブの部分で作るとのことで、
硬くて木理が通直でなく、取っ手の部分が折れにくいのですが、

今回、針葉樹の
ヒノキとあって、折れやすい。



そのため、木に
樹脂を含侵させ、強度UPさせました。



最後の塗装は、水漏れに強い塗装の重ね塗り。

見栄えも良いですね。



木工教室では、いつも、
新たなチャレンジをされているSさん、

その姿がカッコイイ!!






自由作品コース、福岡県糸島市、男性>

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